日本サービス・流通労働組合連合
会長 桜田 高明 ![]() ご多分にもれず日本の労働現場も利益中心で、労働の尊厳は後退の一途です。さまざまな格差、とりわけ所得格差は深刻で、年収200〜300万円以下の層が増え続けていることに憂慮します。格差の拡大は、格差の固定化につながる恐れがあります。「つかった産湯」の違いで、人の将来が決まってしまう、こんな社会を一体誰が望むでしょうか? 今こそ労働組合は、社会を経済中心から人間中心に変える、社会的使命を果たさなくてはなりません。 予断は許されないものの、日本は景気も安定、マクロの企業業績はここ数年堅調です。一方家計は10年近く痛み続けている状況です。内需の弱さゆえ、一向にデフレからの本格脱却の兆しも見えません。とりわけ我が産業は他産業に比べ、賃金が低くかつ長時間労働であり、産業の魅力が揺らぎます。私たちは、労働時間の短縮、そして賃金改善に全力で挑戦する必要があります。また、女性やパートタイマー・契約社員が多い産業でもあり、男女平等の実践、均等処遇と組織化にも最優先で取り組む必要があります。加えて、地場産業の性格から地方中小への支援も忘れてはなりません。 JSDの仲間の皆さん、自分たちにいったい何ができるのか、企業に働く目線から一旦広く社会を見つめ、その上で、率直な思いを労働組合に託してください。 人を大切にする、魅力ある産業や企業であり続けるためにも…
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