国際労働運動の推進
グローバルな視点をもった労働運動の構築に向けて 進展するグローバル化の中で国際社会における労働運動を強化する
 国際労働運動は経済のグローバル化がもたらす負の側面に目を向け、「労働の尊厳」「貧困撲滅」などを目的に、ILOなど国際労働基準とCSR(企業の社会的責任)の推進に代表される社会的側面を重視したさまざまな運動を強化し展開しています。
 サービス・流通連合が、経済のグローバル化が進展するなか、国際社会の一員として存在する組織であるためには、国際組織UNI(ユニオン・ネットワーク・インターナショナル)における役割を果たすことはもとより、常に国際社会を念頭に政策と運動を構築することが求められます。
 このような認識に立ち、国際労働運動はUNIへの参画を通じた取り組みをすすめます。一方、アジア地域に存在する組織として、域内労働事情の把握に努め国際活動を構築するとともに、UNI活動の充実と強化に貢献します。
 アメリカ、中国、韓国、ベトナム、オーストラリアの流通関係労組との二国間交流・支援計画は、互恵関係を基本に、相手国・相手組織により目的を明確にし、相互理解と課題の共有や友好関係強化を果たせる交流の継続と新たな交流を構築します。

【重点活動項目】
(1) UNI−Apro地域商業部門の強化と活性化
(2) UNIおよびUNI−Apro活動の推進・強化
(3) 第3回UNI世界大会(長崎大会)開催準備
(4) 二国間交流・支援活動の充実
(5) 国際情報の収集・提供・反映

国際産業別組織、UNIについて
 UNI(ユニオン・ネットワーク・インターナショナル)は、2000年1月にFIET(国際商業事務専門職技術労連)はじめ4つの国際産業別組織が統合して誕生しました。世界140カ国900の労働組合、1500万人が加盟する大国際産業別組織です。多国籍企業や国際機関などグローバル経済の中で力を持つ組織に対して、労働者の発言力・影響力をグローバルに確保するために統合しました。本部事務局はスイスのニヨンにあります。
 UNIのアジア・太平洋地域組織がUNI−Aproで、日本にはUNI−Apro東京事務所も置かれ、同地域での活動推進に大きな役割を果たすことが期待されています。
 UNIには日本からサービス・流通連合はじめ14の労働組合が加盟しており、UNI−LCJapan(UNI日本加盟組織連絡協議会)を設置し、活動をすすめています。サービス・流通連合の桜田会長がUNI−LCJapan議長を務めています。
 UNIは2010年に長崎で第3回世界大会を開催することを決定しました。現在、UNIのすべての活動は2010年をめざしてすすめられています。日本の加盟組織はこの機会を活用し、UNI加盟組合のある日本のグローバル企業においてグローバル協定締結を促進すること、若手組合役員の英語力を高めるセミナーを実施するとともにUNIの知名度を高めることなどに着手しています。長崎が開催地となったことは、被爆地から改めて「平和の重要性」を訴え、鎖国時代の世界への窓という歴史的特性から「多様な文化の交流の価値」を日本から発信する貴重な機会となります。サービス・流通連合としても、世界大会開催をグローバルな労働運動を身近にする機会にしていきたいと考えます。


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